卒業式の思い出ですが、これは本当に人それぞれ色々あると思います。大好きな友達や恋人と別れなければならなくて大泣きしてしまった思い出、とても信頼していた恩師との別れ、また、卒業生でなく、在校生にもそれぞれの思い出があると思います。来年は自分達がこの卒業式の主役だ、大好きな先輩が居なくなってしまって寂しいなんて思い出を持っている人なんかも多いと思います。
私の卒業式の思い出ですが、卒業式の間は、意外と私の心の中は淡白な感じでしたね。周りには、式の始まりから終わりまで、終始泣いているような生徒もたくさんいたのですが、私はその中で冷静に式が終わるのを待っていたという感じですね。こんな文章を書いていてふと卒業式の思い出として思い出したことがあります。
卒業式の時って、卒業証書を貰う時に名前を呼ばれるじゃないですか、その時担任が私の名前を間違えたんです。酷いですよね、数年間付き合ってきた生徒の名前を間違えるんですよ。しかも、担任はまったく間違えたことに気づいていませんでしたからね。そんなハプニングもありながら、来賓や校長の長い話も次々に進んでいきます。そして、とうとう式は終わったのです。私は、卒業式ってこんなもんなのか、なんて思っていたんですけど、私の卒業式はここからだったんです。
帰りは親がいたので車に乗って帰ろうと車に向かう途中のことでした。1人で歩いている私を呼ぶ声がしました。振り向いてみると可愛らしい女の子がいたのです。私も知っている娘なんですが、1つ下の在校生の女の子でした。特別な接点なんかがあったわけではなく、数回挨拶を交わした程度だったと思います。なんとその娘が私の学生服のボタンを欲しいと言ってきたのです。私は本当にもてない学生だったので、かなり焦ってしまいました。今考えてみると、こんな時は普通学生服の第二ボタンをあげるものなんですよね。しかし、その時の私はそんなことも知らずに1番上のボタンを外そうとして、その娘に『そこじゃないです』なんて言われたのを、妙に鮮明に覚えていますね。
結局その娘とは卒業式以来会うこともなかったんですが、こんなこと書いていると今何しているのか気になってきますね。とても可愛らしい娘だったので、こちらからもアプローチしておくべきでしたね。と私の卒業式の思いでは、こんなところです。