私の高校卒業式の思い出はとても嫌なものです。それは稚拙なクラスメートが原因でした。3年の時のクラスメートにすごくしつこい子がいました。同性の友達なのですが、すごくしつこい子でした。どうしつこいのかと云うと、自分の勝手に人を自分につきあわせておいて散々振り回します。そして今で言うところのまるでストーカー行為の様な事もし、なんだか気持ちの悪い思いをしました。それで関わりたくないので次第によそよそしくなりました。

周囲の友人達もよくそれを心得てくれました。見ていて分かったからだと思います。例えば、誘われてもこちらに事情があり無理だと事情を言っても喰い下がって無理やり自分につきあわせようとします。周囲も気付いてくれました。彼女は周りからは自分は仲間はずれで虐められていると思っていたようです。でもそんな事はありませんでした。嫌われていただけだと思います。ですが中には腹を立てて本当に彼女に意地悪をする子もいました。そんな時に手を差し伸べてしまったので彼女は私を頼りにしていたのかもしれません。

高校の卒業式がやってきました。式が終わって帰ろうと思い花束を持って帰路に急いでいた時の事です。どこからともなく彼女が現れて「よくも無視してくれたな、また仲良くしてくれ」の意を述べてきました。でも無視して立ち去りました。少し残念そうな顔をしていました。とても嫌な思い出となりました。

それから3年少し経った頃です。仲間内だけの同窓会が開かれました。彼女は誰かにその噂を聞いたそうです。\
「自分も行っていいのだろう?」と幹事に電話をかけてきたそうです。会場にやってきましたが私だけとしか喋りませんでした。そして私にとても会いたかったと言っていました。私は卒業式の時の事を思い出していました。卒業したのであの時でもう何もかも終わりだと思っていたけど、結局卒業式と云うのは、関わりが何もかも終わったんじゃなくてその後は成長した状態でまた会う機会があるんだなと思いました。

だから学校を卒業してみんなと別れて悲しむ事はありません。恐らく彼女も成長して、高校生の時の様な非常識な行いはもうしないだろうとほんの少しだけ気を許していました。しかしその後関わりができてしまい、彼女から長きにわたって酷い迷惑をかけられ続けましたが、周囲の協力あって今は無事です。