私が一番記憶に残っている卒業式は小学校の卒業式です。なんせ卒業式当日高熱を出し、休んだのですが、先生がせっかくなのでと言って、卒業式が終わった後、1人だけの卒業式を行ってくれました。少し恥ずかしかったですが、先生と両親と私だけで、「○○さん」「はいっ!」と体育館に私の声だけが響いてとても緊張しました。なのでその後の集合写真などにも、風邪で顔が真っ青の私の姿がちゃんと残ってあります。
そもそも小学生の時の私は、緊張しやすいせいかピアノの発表会の前日に熱があったりして、当日休むということが多々ありました。今はあまり人前で発表するという機会がめったにないので、重要な日の前日に風邪をひくという私のタイミングの悪さは健在かわかりませんが、きっと両親も呆れていたと思います。
それにしても小学校の卒業式のときは、前日から髪の毛を美容院で整えてもらったり、みんなよりも高い洋服を買っていたり、準備だけは万端でしたが、よく1人でも卒業式を行ってくれたなと今でも感謝しています。
最初は、集合写真は休むと現像できたときに写真の端っこに顔だけ映っているのはかわいそうだということで、急きょ顔面真っ青のまま学校へ行き写真をとった後、担任の先生がせっかくこれたのだからということで、ちゃんと校長先生が文章を読んで、練習した通り卒業証書を受け取る構えをして1人だけの卒業式を行う経緯になりました。
風邪をひいて体がだるくて、正直私の中では早く終わって帰って布団に入りたいというのがホンネでしたが、広い体育館の中で両親が真ん中の方で見守る中、1人だけの卒業式を行うことができたのは逆にめったに誰もが体験することができない特別な機会を与えてもらったなと思っています。が、しかし記念にはなったものの、好きな人には一緒に写真を撮ったりすることができず、1人だけ卒業式のみんなとの思い出がないまま、近隣の中学校へ入学しやはり、みんなと晴れの日の思い出も写真を撮ることができなかったのは今でも残念です。