私は今までの学生時代の卒業式の中で小学校の卒業式が特に印象深く残っています。
私の小学校のクラス分けは2年ごとにクラスメンバーと先生が変わるという仕組みになっていたので、小学校時代に合計3回のクラス編成がありましたが、どのクラスもすごく楽しかったことを覚えています。小学生時代はみんなそうだと思いますが、すごく無邪気でのほほんとやりたいことを自由にやっていた記憶があります。
その中で私は児童会の書記をやっていたので、すごく思い出が多いです。児童会は推薦人に推薦されて生徒全員の中で選挙が行われて選ばれた人で構成されるものです。そして、私は書記で推薦されました。体育館の中で推薦人の人とともに生徒全員の前でスピーチしたときのあの緊張感は今でも忘れられません。
そういう思い出の多い小学校時代なので卒業式の思いもひとしおでした。卒業式には担任の男の先生が「卒業は終わりじゃなくて、始まりでもあります。中学校に入ったら目標を明確に持って、自分の夢を実現するために努力を続けてください」と笑顔で話されていたのが今も心に残っています。
その担任の先生は児童会でもお世話になった先生だったので、私は一人涙してしまっていました。卒業式のその日、私達クラスのメンバーは先生のために色紙と花束をあげました。その色紙には今までお世話になった先生への感謝の気持ちをみんなで書いて真ん中に先生の似顔絵を描いて渡しました。先生は顔が四角くて書きやすかったので、すごく似た絵が描けて先生が「似すぎて怖い」と笑ってくれたのが印象的でした。顔が四角くてこわもてで一見近づきにくい印象でしたが、厳しいときと優しいときをしっかり区別して接してくれて心のあったかい先生でした。
その先生とクラスメンバーで最後に輪になってみんなそれぞれこれからもがんばろう!と円陣を組んだときは気持ちがひきしまりました。そうやってみんなで和気あいあいとした卒業式をしたのは私の経験では小学校の卒業式だけでした。その思い出と共に、周りの人と協力していくこと、感謝することを忘れず、これからの人生も過ごしていきたいと思っています。