卒業式といっても自分自身の卒業式ですと、最後に出たのは30年近く前になります。というわけで卒業式の思い出と言ってもピンときません。特に、最後の卒業式は男ばかりの卒業式ですから、ますますもって記憶にありません。もはや、卒業後の社会人としての生活の方に関心が移っていましたので、卒業式は形式的に出席したといった印象しかないんですね。
逆に印象に残っている卒業式というと中学の卒業式です。高校の卒業式は大学の卒業式と同じく、大学生活への期待が大きく、高校を卒業して仲間と別れるといった感傷もあまりありませんでした。それに比べ、中学の卒業式は近所に住んでいた友達と別れて、別々の道を歩む初めての経験ということもあって妙に感傷的になったものです。
さらに言うと、当時はそれなりにモテていたので、後輩の女の子から学生服のボタンをくださいなんてイベントもあって内心盛り上がったりしていました。まあ、その後何かがあったかと言えば、なにもなかったので甘酸っぱい思い出でしかないのですが、それでも若かりし頃の純情な私としては大きなイベントであったことは間違いありません。
あれから随分と時間が経ってしまいましたが、今は自分の子供の卒業式に出席するような年になりました。この年になると子供だったころのような純な感情はありませんが、それでもわが子が育った姿をみるとジーンとくるものがあります。人生というのは出会いと別れがあって、それによって人間が成長していくのだなぁなんてことを思っていると、ほろりともらい泣きをしそうになります。
まあ、わが子の卒業式もあと何回しかないのでこういった感情に浸りことも減ってくると思います。いやいや、孫ができたら、また同じような感傷に浸ることができるんでしょうか?どのような感情をもつかわかりませんが、それまで長生きできるかどうかの方が大事ですよね。この年になるとそんなことまで考えてしまいます。