卒業式って告白・失恋の時期だと思います。特に高校だともう大変ですよね。

私が通っていた高校は少し不思議な構造をした敷地を持っていました。簡単に説明するとまず、敷地を横切るように一般の道路が通っていて校舎と校庭がわかれています。校舎から校庭には歩道橋を渡って向かいます。nそしてその校庭は丘の上にあるせいか、三段構造になっています。一番大きいのは一番上にあるメインの校庭ですが、奥に行くと一段下がったところに今は当時ほとんど使われたことがないバレーボールコートがあり、さらに一段下に行くと弓道場があります。

と、そんなわけで何を言いたいのかというと私の母校となる高校には死角がいっぱいということです。基本生徒は校舎にいますから。おかげさまで卒業式のシーズンは二段下の校庭の桜の木の下や、三段下の校庭の梅の木の横でも告白シーンがよく見れました。

そんなわけで本題の想い出になるわけですが、僕も運動部に所属しておりその部は男子バレーボール部になります。先ほど校庭の説明で二段下の校庭にはバレーボールコートがあり、今はもう使われていないとはいえ管理しているのはバレーボール部です。ですので、シーズンに一回の草むしりなどは我々の仕事でした。そして外にあるそのバレーボールコートを通称外コートと呼んでいました。その外コートは桜の季節になると桜に囲まれてとてもきれいになります。

私が卒業式の日ですが、メインの校庭横にある体育館の周りで写真等をとっている卒業生達の中、私は特に残る理由もない寂しい卒業生なので最低限の友人達と写真や別れの挨拶をした後、早々に帰ろうとしていました。そんな時、仲の良かった一人の女子が写真を一緒に撮ろうと声をかけてきてくれました。私は特に断る理由もないのでOKと返事をし、どこで撮ろうかと聞いたら桜がきれいなので外コートはどうだろうと言われ二人で外コートに向かいました。

そして、ふと気づくわけです。写真をきれいに撮るなら撮影してくれる人間が必要なわけで、その女子生徒は友達と一緒にいたはずなのに誰も連れてきていないことを。というわけで、写真を撮りつつ告白されました。付き合ってほしいと。しかし当時の私は浪人が決まっており、そんな自分には彼女と付き合う資格がないと勝手に思い込み、断ってしまいました。

今思えば付き合ったって勉強はできるわけで、少し後悔していますが、まぁ良い想い出だったと思います。