相当昔の話になりますが、アメリカのアリゾナにある州立大学の卒業式に出ました。日本で大学を中途で休学をして留学をしたのです。

初めは語学学校へ通ってから、州立大学に編入する事が出来、実質2年間の大学生活でした。2年間ですので、卒業ではなく終業くらいと思っていたのですが、学校からは卒業式に参加しろと言われ参加したのです。

この大学では卒業式のことをCommencement と言いますが、英語で commence とは始まる、という意味でもあります。学校の卒業とともに新しい出発を祝う、という意味が含まれているのでしょうね。

でも、アメリカの卒業式はとても長時間行ないます。朝から夕方迄、凡そ一日掛かるのです。感慨に浸る時間よりも式参加の疲れを感じた時間のほうが長かったかもしれません。

そんなわけで、卒業式は写真撮影、卒業証書授与、学長および来賓のスピーチの三部構成となっています。中間にはランチもありました。スピーチが終了すると、やっとフリーな時間になり、学校近辺で同級生とワイワイと会話をしたり、記念写真を撮ったりするのです。この機会を逃すと次いつ会えるかわからないし、一期一会という言葉を思い出した瞬間でもありました。

約3年間の思いでは結構大変だったとしか記憶が無いですが、この時間の想い出は現在でも鮮明に記憶しています。卒業式以後に同級生たちと会う機会は殆どありませんで、同窓会なども連絡が無く寂しい気もします。二、三人の同級生とはメールなどで現在も珠には連絡を取ったりしていますが会う機会はありません。仕事での関係でもあれば会うこともできるのでしょうけど、私はその後は日本に帰国して日本で仕事をしているのです。海外との取引もある会社ですが、アメリカ出張のある部署ではなかったので機会がありませんでした。

でも、何はともあれ大学の卒業式に参加できた事よりも無事卒業できて良かったということの方が、当時としては感慨深かったですが、現在では卒業式の想い出の方がより強く残っています。